結論から言ってしまうと、面長の正しい読み方は「おもなが」になります。
面長の”面”は「おも」「めん」、”長”は「なが」「ちょう」と読むことができますが、面長を「めんちょう」と読むのは間違いです。
「めんちょう」というのは、”面疔”と書き表されるため注意が必要です。
面疔(めんちょう)は、”細菌感染症の一種のこと”で、面疔による出来物は特に目や鼻の周辺にできることが多いです。
また面長(おもなが)のように「面(おも)」が用いられている言葉には、
「面影(おもかげ)・面舵(おもかじ)・面持(おももち)・面瘡(おもくさ)」などがあります。
面長(おもなが)のように「長(なが)」が用いられている言葉には、
「柄長(えなが)・長居(ながい)・長芋(ながいも)・長門(ながと)」などがあります。
次の章で面長の意味と類義語について解説していきます。
面長は「顔が長めなこと/態度や気持ちがのんびりしていること/お人好(よ)しなこと」の意味として用いられています。
面長を用いた例文としては、「面長な男性がタイプ」や、
「面長にご覧になってください」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「顔が長めなこと」の意味で、
後者の例文は「態度や気持ちがのんびりしていること」の意味で使用しています。
また面長の類義語としては、「馬面(うまづら)・馬顔(うまがお)・細面(ほそおもて)・尖り顔(とがりがお)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても面長と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「面長の読み方と意味、”めんちょう”と”おもなが”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>