趣(おもむき)は「風情(ふぜい)のある様子のこと/気配。感じのこと/だいたいの内容のこと/心が動く方向のこと」の意味として用いられています。
趣を「おもむき」と読むと上記のような意味になりますが、
「しゅ」と読むと「風情のある様子/心が動く方向/衆生が死後に、生前の業によって赴く世界」の意味となります。
衆生(しゅじょう)というのは、”心を持つすべての存在”のことを意味します。
このように趣は「おもむき」「しゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
趣を用いた例文としては、「趣のある景色」や、
「秋の趣が深くなる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「風情のある様子」の意味で、
後者の例文は「気配。感じ」の意味で使用しています。
また趣の類義語としては、「情趣(じょうしゅ)・風情(ふぜい)・趣向(しゅこう)・余韻(よいん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても趣と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「趣の読み方と意味、”おもむき”と”しゅ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど