さて日常的に使われるもので「瓦解」という言葉があります。
この瓦解に使用されている漢字(特に”瓦”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは瓦解の読み方と意味、「がかい」と「ごかい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.瓦解の正しい読み方は「がかい」「ごかい」?
では瓦解の正しい読み方は、「がかい」「ごかい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、瓦解の正しい読み方は「がかい」になります。
瓦解の”瓦”は「かわら」「が」と読むことはできますが、
「ご」と読むことはできないので、瓦解を「ごかい」と読むのは間違いです。
「ごかい」というのは、”誤解”と書き表されるため注意が必要です。
また瓦解(がかい)のように「瓦(が)」が用いられている言葉には、
「瓦経(がきょう)・瓦石(がせき)・瓦礫(がれき)・煉瓦(れんが)」などがあります。
瓦解(がかい)のように「解(かい)」が用いられている言葉には、
「解決(かいけつ)・解釈(かいしゃく)・解除(かいじょ)・解説(かいせつ)」などがあります。
次の章で瓦解の意味と類義語について解説していきます。
2.瓦解の意味と類義語について
では瓦解の意味と類義語について見ていきましょう。
まず瓦解は「一部の崩れから、全体が崩れること」の意味として用いられています。
これは屋根瓦の一部が落ちれば、その勢いで他の屋根瓦も崩れることから来ている言葉です。
瓦解を用いた例文としては、「それは制度の瓦解を意味する」や、「帝国が瓦解する」のような使い方で用いられています。
また瓦解の類義語としては、「崩壊(ほうかい)・転覆(てんぷく)・決裂(けつれつ)・破綻(はたん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても瓦解と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「瓦解の読み方と意味、”がかい”と”ごかい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 瓦解の正しい読み方は「がかい」で、「ごかい」は間違い。
- 瓦解は「一部の崩れから、全体が崩れること」の意味。
- 瓦解の類義語には、「崩壊・転覆・決裂・破綻」などがある。