さて日常的に使われるもので「均衡」という言葉があります。
この均衡に使用されている漢字(特に”衡”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは均衡の読み方と意味、「きんこう」と「きんとう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.均衡の正しい読み方は「きんこう」「きんとう」?
では均衡の正しい読み方は、「きんこう」「きんとう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、均衡の正しい読み方は「きんこう」になります。
均衡の”衡”は「こう」と読むことはできますが、「とう」と読むことはできないので、均衡を「きんとう」と読むのは間違いです。
「きんとう」というのは、”均等”と書き表されるため注意が必要です。
また均衡(きんこう)のように「均(きん)」が用いられている言葉には、
「均一(きんいつ)・均質(きんしつ)・均整(きんせい)・平均(へいきん)」などがあります。
均衡(きんこう)のように「衡(こう)」が用いられている言葉には、
「連衡(れんこう)・平衡(へいこう)・権衡(けんこう)・銓衡(せんこう)」などがあります。
次の章で均衡の意味と類義語について解説していきます。
2.均衡の意味と類義語について
では均衡の意味と類義語について見ていきましょう。
まず均衡は「2つ以上の物事の間に、力や重さの釣り合いが取れていること」の意味として用いられています。
均衡を用いた例文としては、「均衡を保つように働きかける」や、
「戦力が均衡している」のような使い方で用いられています。
また均衡の類義語としては、「相当(そうとう)・平衡(へいこう)・調和(ちょうわ)・均整(きんせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても均衡と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「均衡の読み方と意味、”きんこう”と”きんとう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 均衡の正しい読み方は「きんこう」で、「きんとう」は間違い。
- 均衡は「2つ以上の物事の間に、力や重さの釣り合いが取れていること」の意味。
- 均衡の類義語には、「相当・平衡・調和・均整」などがある。