このページでは脅かすの読み方と意味、「おびやかす」と「おどろかす」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.脅かすの正しい読み方は「おびやかす」「おどろかす」?

 

結論から言ってしまうと、脅かすの正しい読み方は「おびやかす」「おどかす」になります

 

脅かすの”脅”は「おびや(かす)」「おど(かす)」「おど(す)」「きょう」と読むことはできますが、「おどろ(かす)」と読むことはできないので、脅かすを「おどろかす」と読むのは間違いです。

 

(「おどろかす」というのは、”驚かす”と書き表されます)

 

 

また脅かすを「おびやかす」「おどかす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で脅かすの意味と類義語について解説していきます。

 

2.脅かすの意味と類義語について

 

脅かす(おびやかす)は「相手が恐怖や不安を感じるようにすること/安定した状態などを危うくすること」の意味として用いられています。

 

 

脅かすを「おびやかす」と読むと上記のような意味になりますが、
「おどかす」と読むと「びっくりさせる/言動で相手を怖がらせる」の意味となります

 

このように脅かすは「おびやかす」「おどかす」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

脅かすを用いた例文としては、「健康を脅(おびや)かす習慣」や、
「いきなり声をかけて脅(おど)かす」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「安定した状態などを危うくすること」の意味で、
後者の例文は「びっくりさせること」の意味で使用しています。

 

 

 

また脅かすの類義語としては、「憮然(ぶぜん)・畏怖(いふ)・戦慄(せんりつ)・恐怖(きょうふ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても脅かすと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「脅かすの読み方と意味、”おびやかす”と”おどろかす”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 脅かすの正しい読み方は「おびやかす」「おどかす」の両方で、「おどろかす」は間違い。
  • 脅かす(おびやかす)は「相手が恐怖や不安を感じるようにすること/安定した状態などを危うくすること」の意味。
  • 脅かす(おどかす)は「びっくりさせること/言動で相手を怖がらせること」の意味。
  • 脅かすの類義語には、「憮然・畏怖・戦慄・恐怖」などがある。

 

 

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