さて日常的に使われるもので「男女」という言葉があります。
この男女に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
男女がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは男女の読み方と意味、「おとこおんな」と「だんじょ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.男女の正しい読み方は「おとこおんな」「だんじょ」?
では男女の正しい読み方は、「おとこおんな」「だんじょ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、男女の正しい読み方は「おとこおんな」「だんじょ」「なんにょ」になります。
男女の”男”は「おとこ」「だん」「なん」、”女”は「おんな」「じょ」「にょ」と読むことができます。
一般的には男女は「だんじょ」と読むことがほとんどです。
ただ男女を「おとこおんな」「だんじょ」「なんにょ」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説します)
また男女(だんじょ)のように「男(だん)」が用いられている言葉には、
「男子(だんし)・男色(だんしょく)・男装(だんそう)・男爵(だんしゃく)」などがあります。
男女(だんじょ)のように「女(じょ)」が用いられている言葉には、
「彼女(かのじょ)・子女(しじょ)・侍女(じじょ)・女傑(じょけつ)」などがあります。
次の章で男女の意味と類義語について解説していきます。
2.男女の意味と類義語について
では男女の意味と類義語について見ていきましょう。
まず男女(おとこおんな)は「男でありながら女のような性徴・性質を有する人のこと/女でありながら男のような性徴・性質を有する人のこと」の意味として用いられています。
つまり”男女(おとこおんな)”というのは、「女っぽい男性/男っぽい女性」のことを意味します。
男女を「おとこおんな」と読むと上記のような意味になりますが、
「だんじょ」「なんにょ」と読むと「男と女のこと」の意味となります。
このように男女は「おとこおんな」「だんじょ」「なんにょ」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
男女を用いた例文としては、「彼は男女(おとこおんな)みたいだ」や、
「この高校は男女(だんじょ)共学です」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「男でありながら女のような性徴・性質を有する人のこと」の意味で、後者の例文は「男と女のこと」の意味で使用しています。
また男女の類義語としては、「夫婦(ふうふ)・雌雄(しゆう)・両性(りょうせい)・カップル」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても男女と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「男女の読み方と意味、”おとこおんな”と”だんじょ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 男女の正しい読み方は「おとこおんな」「だんじょ」「なんにょ」のすべて。
- 男女(おとこおんな)は「男でありながら女のような性徴・性質を有する人のこと/女でありながら男のような性徴・性質を有する人のこと」の意味。
- 男女(だんじょ、なんにょ)は「男と女のこと」の意味。
- 男女の類義語には、「夫婦・雌雄・両性・カップル」などがある。