さて日常的に使われるもので「汚濁」という言葉があります。
この汚濁に使用されている漢字(特に”濁”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは汚濁の読み方と意味、「おだく」と「おしょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.汚濁の正しい読み方は「おだく」「おしょく」?
では汚濁の正しい読み方は、「おだく」「おしょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、汚濁の正しい読み方は「おだく」「おじょく」の両方になります。
汚濁の”濁”は「にご(る)」「だく」「じょく」と読むことはできますが、
「しょく」と読むことはできないので、汚濁を「おしょく」と読むのは間違いです。
ただ一般的には汚濁は「おだく」と読むことがほとんどです。
また汚濁(おだく)のように「濁(だく)」が用いられている言葉には、
「混濁(こんだく)・濁酒(だくしゅ)・濁流(だくりゅう)・濁点(だくてん)」などがあります。
汚濁(おじょく)のように「濁(じょく)」が用いられている言葉には、
「濁世(じょくせ)・濁悪(じょくあく)・五濁(ごじょく)・見濁(けんじょく)」などがあります。
次の章で汚濁の意味と類義語について解説していきます。
2.汚濁の意味と類義語について
では汚濁の意味と類義語について見ていきましょう。
まず汚濁は「汚(よご)れ濁(にご)ること」の意味として用いられています。
汚濁を用いた例文としては、「水質汚濁が問題となっている」や、
「あれは汚濁水を濾過(ろか)する装置だ」のような使い方で用いられています。
また汚濁の類義語としては、「混濁(こんだく)・濁流(だくりゅう)・白濁(はくだく)・汚染(おせん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても汚濁と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「汚濁の読み方と意味、”おだく”と”おしょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 汚濁の正しい読み方は「おだく」「おじょく」の両方で、「おしょく」は間違い。
- 汚濁は「汚れ濁ること」の意味。
- 汚濁の類義語には、「混濁・濁流・白濁・汚染」などがある。