さて日常的に使われるもので「嚥下」という言葉があります。
この嚥下に使用されている漢字(特に”嚥”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは嚥下の読み方と意味、「えんげ」と「えんか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.嚥下の正しい読み方は「えんげ」「えんか」?
では嚥下の正しい読み方は、「えんげ」「えんか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、嚥下の正しい読み方は「えんげ」「えんか」の両方になります。
嚥下の”嚥”は「えん」、”下”は「した」「か」「げ」と読むことができます。
ただ一般的には嚥下は「えんげ」と読むことが多いです。
また嚥下(えんげ)のように「下(げ)」が用いられている言葉には、
「下策(げさく)・下戸(げこ)・下駄(げた)・下足(げそく)」などがあります。
嚥下(えんか)のように「下(か)」が用いられている言葉には、
「下限(かげん)・下降(かこう)・下肢(かし)・下弦(かげん)」などがあります。
次の章で嚥下の意味と類義語について解説していきます。
2.嚥下の意味と類義語について
では嚥下の意味と類義語について見ていきましょう。
まず嚥下は「飲み下すこと」の意味として用いられています。
飲み下すというのは、つまり”飲み込んで胃の方へと送ること”です。
嚥下を用いた例文としては、「嚥下障害を改善する」や、
「薬を嚥下する」のような使い方で用いられています。
また嚥下の類義語としては、「呑む(のむ)・飲む(のむ)・吸飲(きゅういん)・鯨飲(げいいん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても嚥下と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「嚥下の読み方と意味、”えんげ”と”えんか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 嚥下の正しい読み方は「えんげ」「えんか」の両方。
- 嚥下は「飲み下すこと」の意味。
- 嚥下の類義語には、「呑む・飲む・吸飲・鯨飲」などがある。