このページでは現の読み方と意味、「うつつ」と「げん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.現の正しい読み方は「うつつ」「げん」?

 

結論から言ってしまうと、現の正しい読み方は「うつつ」「げん」の両方になります

 

 

これは”現”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「うつつ」「あらわ(す)」と読むことができ、音読みでは「げん」と読むことができます

 

ですので現は「うつつ」「げん」の両方の読み方が正しいです。

 

 

ただ現を「うつつ」「げん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で現の意味について解説していきます。

 

2.現の意味について

 

現(うつつ)は「この世に存在すること。現実のこと/意識が正常な状態のこと/夢とも現実ともはっきりしない状態のこと」の意味として用いられています。

 

3つ目は「夢現(ゆめうつつ)」という言葉の意味から誤って生じたものですが、
「夢とも現実ともはっきりしない状態」の意味で「現(うつつ)」を使用しても問題ありません。

 

 

現を「うつつ」と読むと上記のような意味になりますが、
「げん」と読むと「今、実際に存在すること/姿をあらわすこと」の意味となります

 

このように現は「うつつ」「げん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

現を用いた例文としては、「現(うつつ)に返る」や、
「それは現(げん)にここにある」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「意識が正常な状態のこと」の意味で、
後者の例文は「今、実際に存在すること」の意味で使用しています。

 

 

 

また現の類義語としては、「事実(じじつ)・真相(しんそう)・現世(げんせ)・既存(きそん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても現と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「現の読み方と意味、”うつつ”と”げん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 現は訓読みで「うつつ」「あらわ(す)」で、音読みで「げん」と読む。
  • 現(うつつ)は「この世に存在すること。現実のこと/意識が正常な状態のこと/夢とも現実ともはっきりしない状態のこと」の意味。
  • 現(げん)は「今、実際に存在すること/姿をあらわすこと」の意味。
  • 現の類義語には、「事実・真相・現世・既存」などがある。

 

 

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