さて日常的に使われるもので「古」という言葉があります。
この古に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
古がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは古の読み方と意味、「いにしえ」と「こ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.古の正しい読み方は「いにしえ」「こ」?
では古の正しい読み方は、「いにしえ」「こ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、古の正しい読み方は「いにしえ」「こ」の両方になります。
これは”古”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「いにしえ」「ふる」と読むことができ、音読みでは「こ」と読むことができます。
ですので古は「いにしえ」「こ」の両方の読み方が正しいです。
ただ古を「いにしえ」「こ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で古の意味と類義語について解説していきます。
2.古の意味と類義語について
では古の意味と類義語について見ていきましょう。
まず古(いにしえ)は「昔。過去のこと」の意味として用いられています。
古を「いにしえ」と読むと上記のような意味になりますが、
「こ」と読むと上記の他に、「長い年月が経っていること」の意味も含まれます。
このように古は「いにしえ」「こ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
古を用いた例文としては、「古(いにしえ)の時代を生きた」や、
「古書(こしょ)を保管している場所」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「昔。過去のこと」の意味で、
後者の例文は「長い年月が経っていること」の意味で使用しています。
また古の類義語としては、「最古(さいこ)・旧式(きゅうしき)・年波(としなみ)・先刻(せんこく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても古と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「古の読み方と意味、”いにしえ”と”こ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 古は訓読みで「いにしえ」「ふる」の両方で、音読みで「こ」と読む。
- 古(いにしえ)は「昔。過去のこと」の意味。
- 古(こ)は「昔。過去のこと/長い年月が経っていること」の意味。
- 古の類義語には、「最古・旧式・年波・先刻」などがある。