さて日常的に使われるもので「逞しい」という言葉があります。
この逞しいに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは逞しいの読み方と意味、「たくましい」と「いさましい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.逞しいの正しい読み方は「たくましい」「いさましい」?
では逞しいの正しい読み方は、「たくましい」「いさましい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、逞しいの正しい読み方は「たくましい」になります。
逞しいの”逞”は「たくま(しい)」「てい」と読むことはできますが、
「いさま(しい)」と読むことはできないので、逞しいを「いさましい」と読むのは間違いです。
「いさましい」というのは、”勇ましい”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で逞しいの意味と類義語について解説していきます。
2.逞しいの意味と類義語について
では逞しいの意味と類義語について見ていきましょう。
まず逞しいは「体つきががっしりしていて強そうなこと/意志が強くて、挫(くじ)けないこと/意気や勢いが盛んなこと」の意味として用いられています。
逞しいを用いた例文としては、「見るからに逞しい男性」や、
「彼の逞しさを見習うべきだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「体つきががっしりしていて強そうなこと」の意味で、
後者の例文は「意志が強くて、挫けないこと」の意味で使用しています。
また逞しいの類義語としては、「忍耐(にんたい)・不屈(ふくつ)・気骨(きこつ)・豪気(ごうき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても逞しいと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「逞しいの読み方と意味、”たくましい”と”いさましい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 逞しいの正しい読み方は「たくましい」で、「いさましい」は間違い。
- 逞しいは「体つきががっしりしていて強そうなこと/意志が強くて、挫けないこと/意気や勢いが盛んなこと」の意味。
- 逞しいの類義語には、「忍耐・不屈・気骨・豪気」などがある。