結論から言ってしまうと、石綿の正しい読み方は「せきめん」「いしわた」の両方になります。
石綿の”石”は「いし」「せき」、”綿”は「わた」「めん」と読むことができます。
ただ一般的には石綿は「いしわた」と読むことが多いです。
また石綿(せきめん)のように「綿(めん)」が用いられている言葉には、
「海綿(かいめん)・綿花(めんか)・綿羊(めんよう)・綿布(めんぷ)」などがあります。
石綿(いしわた)のように「綿(わた)」が用いられている言葉には、
「真綿(まわた)・綿上(わたがみ)・綿菓子(わたがし)」などがあります。
次の章で石綿の意味と類義語について解説していきます。
石綿は「蛇紋石(じゃもんせき)・角閃石(かくせんせき)などが繊維状に変化した鉱物のこと」の意味として用いられています。
石綿は別名”アスベスト”と言われています。
石綿は以前まで、鉄骨造建築物などの防火・保温材として使用されていましたが、発がん性などの有害性が確認され、いま現在では一部の製品を除いて使用が禁止されています。
また石綿の類義語としては、「銅鉱(どうこう)・雲母(うんも)・鉱石(こうせき)・長石(ちょうせき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても石綿と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「石綿の読み方と意味、”せきめん”と”いしわた”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど