結論から言ってしまうと、畔の正しい読み方は「ほとり」「あぜ」の両方になります。
これは”畔”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「ほとり」「あぜ」と読むことができ、音読みでは「はん」と読むことができます。
ですので畔は「ほとり」「あぜ」の両方の読み方が正しいです。
一般的には畔は「ほとり」と読むことが多く、「あぜ」は”畦”と表記されることが多いです。
ただ畔を「ほとり」「あぜ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で畔の意味について解説していきます。
※上は畔(ほとり)の写真
畔(ほとり)は「海・川・湖などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと」の意味として用いられています。
例えば「湖の畔(ほとり)にある家」というと、後者の意味で使われ「湖の付近にある家。湖の近辺にある家」の意味で用いられます。
また「海畔(かいはん)」「河畔(かはん)」「湖畔(こはん)」という言葉がありますが、どれも後者の意味(その付近。近辺のこと)で用いられます。
(海畔(かいはん)という言葉はありますが、一般的には海辺(うみべ)が用いられることがほとんど)
畔を「ほとり」と読むと上記のような意味になりますが、「あぜ」と読むと「土を盛り上げて作った、田と田の境(さかい)/敷居と鴨居(かもい)の溝と溝の仕切り」の意味となります。
※上は畔(あぜ)の写真
このように畔は「ほとり」「あぜ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「畔の読み方と意味、”ほとり”と”あぜ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど