畔の読み方と意味、「ほとり」と「あぜ」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「畔」という言葉があります。

 

この畔に使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは畔の読み方と意味、「ほとり」と「あぜ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.畔の正しい読み方は「ほとり」「あぜ」?

 

では畔の正しい読み方は、「ほとり」「あぜ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、畔の正しい読み方は「ほとり」「あぜ」の両方になります

 

 

これは”畔”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「ほとり」「あぜ」と読むことができ、音読みでは「はん」と読むことができます

 

ですので畔は「ほとり」「あぜ」の両方の読み方が正しいです。

 

 

一般的には畔は「ほとり」と読むことが多く、「あぜ」は”畦”と表記されることが多いです。

 

ただ畔を「ほとり」「あぜ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で畔の意味と類義語について解説していきます。

 

2.畔の意味と類義語について


※上は畔(ほとり)の写真

 

では畔の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず畔(ほとり)は「海や川・池などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと」の意味として用いられています。

 

 

畔を「ほとり」と読むと上記のような意味になりますが、「あぜ」と読むと「土を盛り上げて作った、田と田の境(さかい)/敷居と鴨居(かもい)の溝と溝の仕切り」の意味となります

 


※上は畔(あぜ)の写真

 

このように畔は「ほとり」「あぜ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

畔を用いた例文としては、「川の畔(ほとり)を散歩する」や、
「畔道(あぜみち)を歩く」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「海や川・池などの水際のこと」の意味で、
後者の例文は「土を盛り上げて作った、田と田の境のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また畔の類義語としては、「湖畔(こはん)・川端(かわばた)・岸辺(きしべ)・川岸(かわぎし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても畔と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「畔の読み方と意味、”ほとり”と”あぜ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 畔は訓読みで「ほとり」「あぜ」、音読みで「はん」と読む。
  • 畔(ほとり)は「海や川・池などの水際のこと/その付近。近辺のこと」の意味。
  • 畔(あぜ)は「土を盛り上げて作った、田と田の境のこと/敷居と鴨居の溝と溝の仕切りのこと」の意味。
  • 畔の類義語には、「湖畔・川端・岸辺・川岸」などがある

 

 

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