結論から言ってしまうと、東の正しい読み方は「あずま」「とう」の両方になります。
これは”東”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「ひがし」「あずま」と読むことができ、音読みでは「とう」と読むことができます。
ですので東は「あずま」「とう」の両方の読み方が正しいです。
ただ東を「あずま」「とう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で東の意味について解説していきます。
東(あずま)は「箱根から東の地方を指して言う名のこと/京都から見て、鎌倉・江戸を指してい言う名のこと」の意味として用いられています。
東を「あずま」と読むと上記のような意味になりますが、
「とう」と読むと「方角のひとつ/五行説における春のこと」の意味となります。
五行説(ごぎょうせつ)というのは、万物は「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなる、という自然哲学の思想のことです。
五行説での季節と方角は「木(春・東)、火(夏・南)、金(秋・西)、水(冬・北)」となっており、土は「立春・立夏・立秋・立冬」の直前の約18日間のことを指しています。
このように東は「あずま」「とう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「東の読み方と意味、”あずま”と”とう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど