このページでは東の読み方と意味、「あずま」と「とう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.東の正しい読み方は「あずま」「とう」?

 

結論から言ってしまうと、東の正しい読み方は「あずま」「とう」の両方になります

 

 

これは”東”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「ひがし」「あずま」と読むことができ、音読みでは「とう」と読むことができます

 

ですので東は「あずま」「とう」の両方の読み方が正しいです。

 

 

ただ東を「あずま」「とう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で東の意味と類義語について解説していきます。

 

2.東の意味と類義語について

 

東(あずま)は「箱根から東の地方を指して言う名のこと/京都から見て、鎌倉・江戸を指してい言う名のこと」の意味として用いられています。

 

 

東を「あずま」と読むと上記のような意味になりますが、
「とう」と読むと「方角のひとつ/五行説における春のこと」の意味となります

 

 

五行説(ごぎょうせつ)というのは、万物は「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなる、という自然哲学の思想のことです。

 

五行説での季節と方角は「木(春・東)、火(夏・南)、金(秋・西)、水(冬・北)」となっており、土は「立春・立夏・立秋・立冬」の直前の約18日間のことを指しています。

 

このように東は「あずま」「とう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

また東の類義語としては、「東方(とうほう)・東部(とうぶ)・東側(ひがしがわ)・東面(とうめん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても東と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「東の読み方と意味、”あずま”と”とう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 東は訓読みで「ひがし」「あずま」、音読みで「とう」と読む。
  • 東(あずま)は「箱根から東の地方を指して言う名のこと/京都から見て、鎌倉・江戸を指して言う名のこと」の意味。
  • 東(とう)は「方角のひとつ/五行説における春のこと」の意味。
  • 東の類義語には、「東方・東部・東側・東面」などがある。

 

 

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