結論から言ってしまうと、阿吽の正しい読み方は「あうん」になります。
阿吽の”吽”は「うん」「ごう」と読むことはできますが、「ぎゅう」と読むことはできないので、阿吽を「あぎゅう」と読むのは間違いです。
次の章で阿吽の意味について解説していきます。
阿吽は「最初と最後のこと/吐く息と吸う息のこと/寺院の山門の両側にある仁王(におう)や狛犬(こまいぬ)などの姿のこと」の意味として用いられています。
「寺院の山門の両側にある仁王や狛犬などの姿のこと」というのは、
”一対の像のうち、一方が口を開き(阿)、もう一方が口を閉じ(吽)ている姿のこと”を指します。
(「阿(あ)」は口を開いて出す音のことで、「吽(うん)」は口を閉じて出す音のこと)
阿吽を用いた例文としては、「彼らは阿吽の関係だ」や、「阿吽の像を置く」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「吐く息と吸う息」の意味で、後者の例文は「寺院の山門の両側にある仁王や狛犬などの姿」の意味で使用しています。
”阿吽の関係”、”阿吽の呼吸”、”阿吽の仲”のように用いられますが、
「吐く息と吸う息を合わせるように行動する」という意味で、つまり”息がぴったり合っている”ということです。
以上が「阿吽の読み方と意味、”あうん”と”あぎゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど