さて日常的に使われるもので「古巣」という言葉があります。
この古巣に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
古巣がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは古巣の読み方と意味、「ふるす」と「こそう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.古巣の正しい読み方は「ふるす」「こそう」?
では古巣の正しい読み方は、「ふるす」「こそう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、古巣の正しい読み方は「ふるす」になります。
古巣の”古”は「ふる(い)」「こ」、”巣”は「す」「そう」と読むことができますが、古巣は「ふるす」と読むのが正しく、「こそう」と読むのは間違いです。
また古巣(ふるす)のように「古(ふる)」が用いられている言葉には、
「古株(ふるかぶ)・古手(ふるて)・古着(ふるぎ)・古兵(ふるつわもの)」などがあります。
古巣(ふるす)のように「巣(す)」が用いられている言葉には、
「懸巣(かけす)・巣鴨(すがも)・巣山(すやま)・巣箱(すばこ)」などがあります。
次の章で古巣の意味と類義語について解説していきます。
2.古巣の意味と類義語について
では古巣の意味と類義語について見ていきましょう。
まず古巣は「年数を経(へ)た巣のこと/以前に住んだり、勤めていた場所のこと」の意味として用いられています。
古巣を用いた例文としては、「あそこに鳥の古巣がある」や、
「古巣が懐かしい」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「年数を経た巣」の意味で、
後者の例文は「以前に住んだり、勤めていた場所」の意味で使用しています。
また古巣の類義語としては、「旧宅(きゅうたく)・旧居(きゅうきょ)・空き家(あきや)・生家(せいか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても古巣と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「古巣の読み方と意味、”ふるす”と”こそう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 古巣の正しい読み方は「ふるす」で、「こそう」は間違い。
- 古巣は「年数を経た巣のこと/以前に住んだり、勤めていた場所のこと」の意味。
- 古巣の類義語には、「旧宅・旧居・空き家・生家」などがある。