さて日常的に使われるもので「白子」という言葉があります。
この白子に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
白子がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは白子の読み方と意味、「しらこ」と「しろこ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.白子の正しい読み方は「しらこ」「しろこ」?
では白子の正しい読み方は、「しらこ」「しろこ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、白子の正しい読み方は「しらこ」「しろこ」「しらす」になります。
白子の”白”は「しろ」「しら」「はく」、”子”は「こ」「し」「す」と読むことができます。
一般的には白子は「しらこ」と読むことが多いです。
ただ白子を「しらこ」「しろこ」「しらす」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また白子(しらこ)のように「白(しら)」が用いられている言葉には、
「白木(しらき)・白樺(しらかば)・白州(しらす)・白玉(しらたま)」などがあります。
白子(しらす)のように「子(す)」が用いられている言葉には、
「椅子(いす)・繻子(しゅす)・金子(きんす)・合子(ごうす)」などがあります。
次の章で白子の意味と類義語について解説していきます。
2.白子の意味と類義語について
では白子の意味と類義語について見ていきましょう。
まず白子(しらこ)は「雄(おす)の魚の精巣(せいそう)のこと/先天的にメラニン色素が欠乏して皮膚や毛が白い人・動物のこと」の意味として用いられています。
白子を「しらこ」と読むと上記のような意味になりますが、
「しろこ」「しらす」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
「しろこ」と読むと「先天的にメラニン色素が欠乏して皮膚や毛が白い人・動物」の意味で、「しらす」と読むと「カタクチイワシ・ウナギなどの稚魚(ちぎょ)」の意味になります。
このように白子は「しらこ」「しろこ」「しらす」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
白子を用いた例文としては、「白子(しらこ)を使った料理」や、
「白子(しらす)をのせて食べる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「雄の魚の精巣」の意味で、
後者の例文は「カタクチイワシ・ウナギなどの稚魚」の意味で使用しています。
また白子の類義語としては、「精子(せいし)・生殖細胞(せいしょくさいぼう)・卵巣(らんそう)・アルビノ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても白子と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「白子の読み方と意味、”しらこ”と”しろこ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 白子の正しい読み方は「しらこ」「しろこ」「しらす」。
- 白子(しらこ)は「雄の魚の精巣のこと/先天的にメラニン色素が欠乏して皮膚や毛が白い人・動物のこと」の意味。
- 白子(しろこ)は「先天的にメラニン色素が欠乏して皮膚や毛が白い人・動物のこと」の意味。
- 白子(しらす)は「カタクチイワシ・ウナギなどの稚魚のこと」の意味。
- 白子の類義語には、「精子・生殖細胞・卵巣・アルビノ」などがある。