さて日常的に使われるもので「血眼」という言葉があります。
この血眼に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
血眼がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは血眼の読み方と意味、「ちまなこ」と「けつがん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.血眼の正しい読み方は「ちまなこ」「けつがん」?
では血眼の正しい読み方は、「ちまなこ」「けつがん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、血眼の正しい読み方は「ちまなこ」になります。
血眼の”血”は「ち」「けつ」、”眼”は「まなこ」「め」「がん」と読むことができますが、血眼は「ちまなこ」と読むのが正しく、「けつがん」と読むのは間違いです。
また血眼(ちまなこ)のように「血(ち)」が用いられている言葉には、
「血合(ちあい)・血潮(ちしお)・血筋(ちすじ)・血煙(ちけむり)」などがあります。
血眼(ちまなこ)のように「眼(まなこ)」が用いられている言葉は、
「百眼(ひゃくまなこ)・眼居(まなこい)・金壺眼(かなつぼまなこ)」があります。
次の章で血眼の意味と類義語について解説していきます。
2.血眼の意味と類義語について
では血眼の意味と類義語について見ていきましょう。
まず血眼は「怒りなどで血走った目のこと/一つの物事に熱中すること」の意味として用いられています。
血眼を用いた例文としては、「血眼になった目」や、
「血眼になって探す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「怒りなどで血走った目のこと」の意味で、
後者の例文は「一つの物事に熱中すること」の意味で使用しています。
また血眼の類義語としては、「赤目(あかめ)・充血(じゅうけつ)・鬱血(うっけつ)・血走る(ちばしる)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても血眼と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「血眼の読み方と意味、”ちまなこ”と”けつがん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 血眼の正しい読み方は「ちなまこ」で、「けつがん」は間違い。
- 血眼は「怒りなどで血走った目のこと/一つの物事に熱中すること」の意味。
- 血眼の類義語には、「赤目・充血・鬱血・血走る」などがある。