結論から言ってしまうと、末期の正しい読み方は「まつご」「まっき」の両方になります。
末期の”末”は「すえ」「まつ」、”期”は「き」「ご」と読むことができます。
一般的には末期は「まっき」と読むことが多いです。
ただ末期を「まつご」「まっき」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また末期の”末”の読み方は「まつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「まっ」という読み方をすることはできません。
末期のように「まつき」ではなく、「まっき」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
末期であれば、末(まつ)+期(き)なので、期(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で末期の意味について解説していきます。
末期(まつご)は「生の終わるとき。死に際のこと」の意味として用いられています。
末期を「まつご」と読むと上記のような意味になりますが、
「まっき」と読むと「終わりの時期。物事の終わりごろ」の意味となります。
このように末期は「まつご」「まっき」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
末期を用いた例文としては、「末期(まつご)の言葉」や、
「その時代の末期(まっき)」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「生の終わるとき。死に際」の意味で、
後者の例文は「終わりの時期。物事の終わりごろ」の意味で使用しています。
以上が「末期の読み方と意味、”まつご”と”まっき”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど