さて日常的に使われるもので「庇」という言葉があります。
この庇に使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは庇の読み方と意味、「ひさし」と「ひ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.庇の正しい読み方は「ひさし」「ひ」?
では庇の正しい読み方は、「ひさし」「ひ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、庇の正しい読み方は「ひさし」「ひ」の両方になります。
これは”庇”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「ひさし」と読むことができ、音読みでは「ひ」と読むことができます。
ですので庇は「ひさし」「ひ」の両方の読み方が正しいです。
次の章で庇の意味と類義語について解説していきます。
2.庇の意味と類義語について
では庇の意味と類義語について見ていきましょう。
まず庇は「軒先(のきさき)に突き出ている小屋根のこと/寝殿造りで、母屋の周りの細長い部屋のこと/帽子のつばのこと」の意味として用いられています。
庇を用いた例文としては、「庇から雨水が落ちてくる」や、
「帽子の庇をつかむ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「軒先に突き出ている小屋根のこと」の意味で、
後者の例文は「帽子のつばのこと」の意味で使用しています。
また庇の類義語としては、「軒(のき)・軒先(のきさき)・軒端(のきば)・軒下(のきした)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても庇と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「庇の読み方と意味、”ひさし”と”ひ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 庇は訓読みで「ひさし」、音読みで「ひ」と読む。
- 庇は「軒先に突き出ている小屋根のこと/寝殿造りで、母屋の周りの細長い部屋のこと/帽子のつばのこと」の意味。
- 庇の類義語には、「軒・軒先・軒端・軒下」などがある。