さて日常的に使われるもので「帳」という言葉があります。
この帳に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
帳がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは帳の読み方と意味、「とばり」と「ちょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.帳の正しい読み方は「とばり」「ちょう」?
では帳の正しい読み方は、「とばり」「ちょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、帳の正しい読み方は「とばり」「ちょう」の両方になります。
これは”帳”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「とばり」と読むことができ、音読みでは「ちょう」と読むことができます。
ですので帳は「とばり」「ちょう」の両方の読み方が正しいです。
ただ帳を「とばり」「ちょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で帳の意味と類義語について解説していきます。
2.帳の意味と類義語について
では帳の意味と類義語について見ていきましょう。
まず帳(とばり)は「室内に垂れ下げ、室内を隔(へだ)てるのに用いる道具のこと」の意味として用いられています。
帳を「とばり」と読むと上記のような意味になりますが、
「ちょう」と読むと上記の他に、「書き込み用の冊子」の意味も含まれます。
このように帳は「とばり」「ちょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
帳を用いた例文としては、「帳(とばり)を垂らす」や、
「連絡帳(ちょう)に書き込む」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「室内に垂れ下げ、室内を隔てるのに用いる道具」の意味で、後者の例文は「書き込み用の冊子」の意味で使用しています。
また帳の類義語としては、「段幕(だんまく)・暗幕(あんまく)・銀幕(ぎんまく)・仕切り(しきり)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても帳と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「帳の読み方と意味、”とばり”と”ちょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 帳は訓読みで「とばり」、音読みで「ちょう」と読む。
- 帳(とばり)は「室内に垂れ下げ、室内を隔てるのに用いる道具のこと」の意味。
- 帳(ちょう)は「室内に垂れ下げ、室内を隔てるのに用いる道具のこと/書き込み用の冊子のこと」の意味。
- 帳の類義語には、「弾幕・暗幕・銀幕・仕切り」などがある。