このページでは巷の読み方と意味、「ちまた」と「みなと」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.巷の正しい読み方は「ちまた」「みなと」?

 

結論から言ってしまうと、巷の正しい読み方は「ちまた」になります

 

”巷”は訓読みで「ちまた」、音読みで「こう」と読むことはできますが、「みなと」と読むことはできません。

 

 

「みなと」というのは、”港”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

次の章で巷の意味について解説していきます。

 

2.巷の意味について

 

巷(ちまた)は「分かれ道。分かれ目のこと/世間。世の中のこと/町の中の道路のこと/ある物事の起こっている場所のこと」の意味として用いられています。

 

 

巷を用いた例文としては、「巷の反応を気にする」や、「戦火の巷」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「世間。世の中のこと」の意味で、後者の例文は「ある物事の起こっている場所のこと」の意味で使用しています。

 

一般的には巷は「世間。世の中のこと」の意味で用いられることが多いです。

 

 

 

また巷の類義語としては、「岐路(きろ)・俗世(ぞくせ)・社会(しゃかい)・坊間(ぼうかん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても巷と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「巷の読み方と意味、”ちまた”と”みなと”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 巷は訓読みで「ちまた」と読むことはできるが、「みなと」と読むのは間違い。
  • 巷は「分かれ道。分かれ目のこと/世間。世の中のこと/町の中の道路のこと/ある物事の起こっている場所のこと」の意味。
  • 巷の類義語には、「岐路・俗世・社会・坊間」などがある。

 

 

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