さて日常的に使われることはあまりないですが、「夢現」という言葉があります。
この夢現に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
夢現がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは夢現の読み方と意味、「ゆめうつつ」と「むげん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.夢現の正しい読み方は「ゆめうつつ」「むげん」?
では夢現の正しい読み方は、「ゆめうつつ」「むげん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、夢現の正しい読み方は「ゆめうつつ」になります。
夢現の”夢”は「ゆめ」「む」、”現”は「あらわ(れる)」「うつつ」「げん」と読むことができますが、夢現は「ゆめうつつ」と読むのが正しく、「むげん」と読むのは間違いです。
また夢現(ゆめうつつ)のように「夢(ゆめ)」が用いられている言葉には、
「逆夢(さかゆめ)・正夢(まさゆめ)・夢枕(ゆめまくら)・夢路(ゆめじ)」などがあります。
夢現(ゆめうつつ)のように「現(うつつ)」が用いられている言葉は、夢現の他には見つけることができませんでした。
次の章で夢現の意味と類義語について解説していきます。
2.夢現の意味と類義語について
では夢現の意味と類義語について見ていきましょう。
まず夢現は「夢と現実のこと/ぼんやりして夢か現実かはっきりしない状態のこと」の意味として用いられています。
夢現を用いた例文としては、「夢現か分からない」や、
「夢現で返事をする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「夢と現実のこと」の意味で、
後者の例文は「ぼんやりして夢か現実かはっきりしない状態のこと」の意味で使用しています。
また夢現の類義語としては、「夢幻(むげん)・残夢(ざんむ)・正夢(まさゆめ)・夢路(ゆめじ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても夢現と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「夢現の読み方と意味、”ゆめうつつ”と”むげん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 夢現の正しい読み方は「ゆめうつつ」で、「むげん」は間違い。
- 夢現は「夢と現実のこと/ぼんやりして夢か現実かはっきりしない状態のこと」の意味。
- 夢現の類義語には、「夢幻・残夢・正夢・夢路」などがある。