結論から言ってしまうと、兎角の正しい読み方は「とかく」になります。
兎角の”兎”は「うさぎ」「と」と読むことができますが、「とに」と読むことはできないので、兎角を「とにかく」と読むのは間違いです。
「とにかく」というのは、”兎に角”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で兎角の意味について解説していきます。
兎角は「現実には存在しないもののたとえ/あれこれ。いろいろ/ある傾向が強いさま。ともすれば/とにかく。何にせよ」の意味として用いられています。
兎角は”兎(うさぎ)角(つの)”と書き表されますが、兎には角が生えていないことから、「現実には存在しないもののたとえ」の意味がきています。
兎角を用いた例文としては、「彼には兎角うわさが絶えない」や、
「焦ってしまうと兎角失敗しがちだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「あれこれ。いろいろ」の意味で、
後者の例文は「ある傾向が強いさま。ともすれば」の意味で使用しています。
以上が「兎角の読み方と意味、”とにかく”と”とかく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど