このページでは精進の読み方と意味、「せいしん」と「しょうじん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、精進の正しい読み方は「せいしん」「しょうじん」の両方になります。

 

精進の”精”は「せい」「しょう」、”進”は「すす（む）」「しん」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には精進は「しょうじん」と読むことがほとんどです。

 

 

 

また”進”の読み方は「しん」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「じん」という読み方をすることはできません。

 

精進のように「しょうしん」ではなく、「しょうじん」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

精進であれば、精（しょう）＋進（しん）なので、進（後ろの語）の語頭である清音の”し”が濁音の”じ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で精進の意味について解説していきます。

 

 

精進の意味は下記のとおりです。

1. 一所懸命に努力すること
2. 肉食（肉・魚を食べること）をやめて、菜食（野菜・果物を食べること）すること
3. 雑念を捨て、仏道修行に専念すること
4. 心身を清めて、行いを慎（つつし）むこと

 

 

精進を用いた例文としては、「勉強に精進する」や、
「精進料理を食べる」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「一所懸命に努力すること」の意味で、
後者の例文は「肉食をやめて、菜食すること」の意味で使用しています。

 

 

以上が「精進の読み方と意味、”せいしん”と”しょうじん”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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