さて日常的に使われるもので「熾烈」という言葉があります。
この熾烈に使用されている漢字(特に”熾”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは熾烈の読み方と意味、「しれつ」と「かれつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.熾烈の正しい読み方は「しれつ」「かれつ」?
では熾烈の正しい読み方は、「しれつ」「かれつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、熾烈の正しい読み方は「しれつ」になります。
熾烈の”熾”は「し」と読むことはできますが、「か」と読むことはできないので、熾烈を「かれつ」と読むのは間違いです。
「かれつ」というのは、”苛烈(かれつ)”と書き表されるため注意が必要です。
また熾烈(しれつ)のように「熾(し)」が用いられている言葉は、
熾烈の他には「熾盛(しせい)」しか見つけることができませんでした。
熾烈(しれつ)のように「烈(れつ)」が用いられている言葉には、
「強烈(きょうれつ)・鮮烈(せんれつ)・熱烈(ねつれつ)・痛烈(つうれつ)」などがあります。
次の章で熾烈の意味と類義語について解説していきます。
2.熾烈の意味と類義語について
では熾烈の意味と類義語について見ていきましょう。
まず熾烈は「勢いが盛んで激しいこと」の意味として用いられています。
熾烈を用いた例文としては、「熾烈な争いを繰り広げる」や、
「これから熾烈化するのは予想できる」のような使い方で用いられています。
また熾烈の類義語としては、「猛烈(もうれつ)・熱烈(ねつれつ)・熱狂(ねっきょう)・激闘(げきとう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても熾烈と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「熾烈の読み方と意味、”しれつ”と”かれつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 熾烈の正しい読み方は「しれつ」で、「かれつ」は間違い。
- 熾烈は「勢いが盛んで激しいこと」の意味。
- 熾烈の類義語には、「猛烈・熱烈・熱狂・激闘」などがある。