結論から言ってしまうと、曲者の正しい読み方は「くせもの」「きょくしゃ」の両方になります。
曲者の”曲”は「ま(がる)」「きょく」「くせ」、”者”は「もの」「しゃ」と読むことができます。
一般的には曲者は「くせもの」と読むことがほとんどです。
ただ曲者を「くせもの」「きょくしゃ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で曲者の意味について解説していきます。
曲者(くせもの)は「賊・敵など怪しい者のこと/一筋縄ではいかない一癖あるもの/油断のならないもの」の意味として用いられています。
曲者は「くせもの」と読むと上記のような意味になりますが、
「きょくしゃ」と読むと「芸能に巧みな人のこと」の意味となります。
このように曲者は「くせもの」「きょくしゃ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
曲者を用いた例文としては、「曲者(くせもの)を探せ」や、
「これがなかなかの曲者(くせもの)だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「賊・敵など怪しい者」の意味で、
後者の例文は「一筋縄ではいかない一癖あるもの」の意味で使用しています。
以上が「曲者の読み方と意味、”くせもの”と”きょくしゃ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど