さて日常的に使われるもので「外道」という言葉があります。
この外道に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
外道がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは外道の読み方と意味、「がいどう」と「げどう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.外道の正しい読み方は「がいどう」「げどう」?
では外道の正しい読み方は、「がいどう」「げどう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、外道の正しい読み方は「げどう」になります。
外道の”外”は「そと」「がい」「げ」と読むことができますが、
外道は「げどう」と読むのが正しく、「がいどう」と読むのは間違いです。
また外道(げどう)のように「外(げ)」が用いられている言葉には、
「外科(げか)・外典(げてん)・外題(げだい)・外陣(げじん)」などがあります。
外道(げどう)のように「道(どう)」が用いられている言葉には、
「王道(おうどう)・街道(かいどう)・沿道(えんどう)・剣道(けんどう)」などがあります。
次の章で外道の意味と類義語について解説していきます。
2.外道の意味と類義語について
では外道の意味と類義語について見ていきましょう。
まず外道は「心のひねくれた人、邪悪な人を罵(ののし)って言う語のこと/仏教以外の教え。また、それを信じる人のこと/道理に背く考え。また、その考えの人のこと」の意味として用いられています。
外道を用いた例文としては、「あの外道に思い知らせてやる」や、
「思想には内道と外道がある」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「心のひねくれた人、邪悪な人を罵って言う語のこと」の意味で、後者の例文は「仏教以外の教えのこと」の意味で使用しています。
また外道の類義語としては、「不良(ふりょう)・悪名(あくみょう)・凶漢(きょうかん)・悪玉(あくだま)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても外道と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「外道の読み方と意味、”がいどう”と”げどう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 外道の正しい読み方は「げどう」で、「がいどう」は間違い。
- 外道は「心のひねくれた人、邪悪な人を罵って言う語のこと/仏教以外の教え。また、それを信じる人のこと/道理に背く考え。また、その考えの人のこと」の意味。
- 外道の類義語には、「不良・悪名・凶漢・悪玉」などがある。