さて日常的に使われるもので「粗品」という言葉があります。
この粗品に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
粗品がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは粗品の読み方と意味、「そしな」と「そひん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.粗品の正しい読み方は「そしな」「そひん」?
では粗品の正しい読み方は、「そしな」「そひん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、粗品の正しい読み方は「そしな」「そひん」の両方になります。
粗品の”粗”は「あら(い)」「そ」、”品”は「しな」「ひん」と読むことができます。
ただ一般的には粗品は「そしな」と読むことがほとんどです。
また粗品(そしな)のように「品(しな)」が用いられている言葉には、
「品物(しなもの)・品書(しながき)・一品(ひとしな)・品数(しなかず)」などがあります。
粗品(そひん)のように「品(ひん)」が用いられている言葉には、
「気品(きひん)・賞品(しょうひん)・上品(じょうひん)・品格(ひんかく)」などがあります。
次の章で粗品の意味と類義語について解説していきます。
2.粗品の意味と類義語について
では粗品の意味と類義語について見ていきましょう。
まず粗品は「他人に贈る物を遜(へりくだ)って言う語のこと/粗悪な品物のこと」の意味として用いられています。
”遜(へりくだ)る”というのは、相手に敬意を示すために、自分を低いところに置いた表現のことです。
粗品を用いた例文としては、「粗品をお受け取りください」や、
「運悪く粗品を買ってしまった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「他人に贈る物をへりくだって言う語」の意味で、
後者の例文は「粗悪な品物のこと」の意味で使用しています。
粗品は一般的には、「他人に贈る物をへりくだって言う語」の意味で使われることがほとんどです。
また粗品の類義語としては、「寸志(すんし)・歳暮(せいぼ)・引き出物(ひきでもの)・記念品(きねんひん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても粗品と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「粗品の読み方と意味、”そしな”と”そひん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 粗品の正しい読み方は「そしな」「そひん」の両方。
- 粗品は「他人に贈る物を遜って言う語のこと/粗悪な品物のこと」の意味。
- 粗品の類義語には、「寸志・歳暮・引き出物・記念品」などがある。