さて日常的に使われるもので「先物」という言葉があります。
この先物に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
先物がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは先物の読み方と意味、「さきもの」と「せんぶつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.先物の正しい読み方は「さきもの」「せんぶつ」?
では先物の正しい読み方は、「さきもの」「せんぶつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、先物の正しい読み方は「さきもの」になります。
先物の”先”は「さき」「せん」、”物”は「もの」「ぶつ」と読むことができますが、先物は「さきもの」と読むのが正しく、「せんぶつ」と読むのは間違いです。
また先物(さきもの)のように「先(さき)」が用いられている言葉には、
「後先(あとさき)・幸先(さいさき)・宛先(あてさき)・爪先(つまさき)」などがあります。
先物(さきもの)のように「物(もの)」が用いられている言葉には、
「得物(えもの)・織物(おりもの)・着物(きもの)・偽物(にせもの)」などがあります。
次の章で先物の意味と類義語について解説していきます。
2.先物の意味と類義語について
では先物の意味と類義語について見ていきましょう。
まず先物は「将来の約束の日時に商品の受け渡しと、代金の決済を行う売買契約をした銘柄のこと」の意味として用いられています。
先物は一般的に”先物取引”と呼ばれることが多いです。
物の値段(価値)というのは、そのときの環境などで変動しますが、先物ではあらかじめ値段を決めて売買を行うため、環境の変動によってその物の売買金額が変わることはありません。
先物を用いた例文としては、「先物取引を行う」や、
「先物買いをする」のような使い方で用いられています。
また先物の類義語としては、「為替(かわせ)・国債(こくさい)・商品取引(しょうひんとりひき)・デリバティブ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても先物と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「先物の読み方と意味、”さきもの”と”せんぶつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 先物の正しい読み方は「さきもの」で、「せんぶつ」は間違い。
- 先物は「将来の約束の日時に商品の受け渡しと、代金の決済を行う売買契約をした銘柄のこと」の意味。
- 先物の類義語には、「為替・国債・商品取引・デリバティブ」などがある。