さて日常的に使われるもので「表裏」という言葉があります。
この表裏に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
表裏がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは表裏の読み方と意味、「ひょうり」と「おもてうら」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.表裏の正しい読み方は「ひょうり」「おもてうら」?
では表裏の正しい読み方は、「ひょうり」「おもてうら」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、表裏の正しい読み方は「ひょうり」「おもてうら」の両方になります。
表裏の”表”は「おもて」「ひょう」、”裏”は「うら」「り」と読むことができます。
ただ一般的には表裏は「おもてうら」と読むことが多いです。
また表裏(ひょうり)のように「表(ひょう)」が用いられている言葉には、
「意表(いひょう)・公表(こうひょう)・代表(だいひょう)・表面(ひょうめん)」などがあります。
表裏(ひょうり)のように「裏(り)」が用いられている言葉には、
「心裏(しんり)・脳裏(のうり)・内裏(だいり)・胸裏(きょうり)」などがあります。
次の章で表裏の意味と類義語について解説していきます。
2.表裏の意味と類義語について
では表裏の意味と類義語について見ていきましょう。
まず表裏は「表と裏。外面と内心のこと/人前での言葉・態度が内心と違うこと」の意味として用いられています。
表裏を用いた例文としては、「コインの表裏を当てる」や、
「表裏のある男性は嫌いだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「表と裏のこと」の意味で、後者の例文は「人前での言葉・態度が内心と違うこと」の意味で使用しています。
また表裏の類義語としては、「内外(ないがい)・腹背(ふくはい)・前後(ぜんご)・白黒(しろくろ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても表裏と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「表裏の読み方と意味、”ひょうり”と”おもてうら”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 表裏の正しい読み方は「ひょうり」「おもてうら」の両方。
- 表裏は「表と裏。外面と内心のこと/人前での言葉・態度が内心と違うこと」の意味。
- 表裏の類義語には、「内外・腹背・前後・白黒」などがある。