外面の読み方と意味、「そとづら」と「がいめん」正しいのは？

このページでは外面の読み方と意味、「そとづら」と「がいめん」どちらが正しいのかを解説しています。

１．外面の正しい読み方は「そとづら」「がいめん」？

結論から言ってしまうと、外面の正しい読み方は「そとづら」「がいめん」「げめん」「そとも」になります。

外面の”外”は「そと」「がい」「げ」、”面”は「つら」「めん」「も」と読むことができます。

一般的には外面は「そとづら」と読むことが多いです。

ただ外面を「そとづら」「がいめん」「げめん」「そとも」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

また”面”の読み方は「つら」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「づら」という読み方をすることはできません。

外面のように「そとつら」ではなく、「そとづら」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

外面であれば、外（そと）＋面（つら）なので、面（後ろの語）の語頭である清音の”つ”が濁音の”づ”に変化します。

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

次の章で外面の意味について解説していきます。

外面（そとづら、げめん）は「外部の人と接するときの態度・顔つきのこと/外側の面のこと」の意味として用いられています。

外面を「そとづら」「げめん」と読むと上記のような意味になりますが、
「がいめん」「そとも」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。

外面を「がいめん」と読むと「外に表れた様子/外側の面」の意味で
「そとも」と読むと「山の陰/外側/後ろの方」の意味となります。

このように外面は「そとづら」「がいめん」「げめん」「そとも」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

外面を用いた例文としては、「彼は外面（そとづら）が良い」や、
「外面（がいめん）は冷静だ」のような使い方で用いられています。

前者の例文は「外部の人と接するときの態度・顔つき」の意味で、
後者の例文は「外に表れた様子」の意味で使用しています。

以上が「外面の読み方と意味、”そとづら”と”がいめん”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、