さて日常的に使われるもので「板前」という言葉があります。
この板前に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
板前がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは板前の読み方と意味、「いたまえ」と「ばんぜん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.板前の正しい読み方は「いたまえ」「ばんぜん」?
では板前の正しい読み方は、「いたまえ」「ばんぜん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、板前の正しい読み方は「いたまえ」になります。
板前の”板”は「いた」「ばん」、”前”は「まえ」「ぜん」と読むことができますが、板前は「いたまえ」と読むのが正しく、「ばんぜん」と読むのは間違いです。
また板前(いたまえ)のように「板(いた)」が用いられている言葉には、
「厚板(あついた)・蹴板(けいた)・戸板(といた)・矢板(やいた)」などがあります。
板前(いたまえ)のように「前(まえ)」が用いられている言葉には、
「腕前(うでまえ)・建前(たてまえ)・男前(おとこまえ)・出前(でまえ)」などがあります。
次の章で板前の意味と類義語について解説していきます。
2.板前の意味と類義語について
では板前の意味と類義語について見ていきましょう。
まず板前は「日本料理における料理人のこと/調理場・調理台のこと」の意味として用いられています。
板前を用いた例文としては、「彼は日本料理店の板前だ」や、
「板前が綺麗に片付いている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「日本料理における料理人のこと」の意味で、
後者の例文は「調理場・調理台のこと」の意味で使用しています。
また板前の類義語としては、「調理師(ちょうりし)・料理人(りょうりにん)・パティシエ・コック」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても板前と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「板前の読み方と意味、”いたまえ”と”ばんぜん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 板前の正しい読み方は「いたまえ」で、「ばんぜん」は間違い。
- 板前は「日本料理における料理人のこと/調理場・調理台のこと」の意味。
- 板前の類義語には、「調理師・料理人・パティシエ・コック」などがある。