さて日常的に使われるもので「自重」という言葉があります。
この自重に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
自重がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは自重の読み方と意味、「じじゅう」と「じちょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.自重の正しい読み方は「じじゅう」「じちょう」?
では自重の正しい読み方は、「じじゅう」「じちょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、自重の正しい読み方は「じじゅう」「じちょう」の両方になります。
自重の”重”は「おも(い)」「じゅう」「ちょう」と読むことができます。
ただ自重を「じじゅう」「じちょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また自重(じじゅう)のように「重(じゅう)」が用いられている言葉には、
「荷重(かじゅう)・厳重(げんじゅう)・重心(じゅうしん)・重機(じゅうき)」などがあります。
自重(じちょう)のように「重(ちょう)」が用いられている言葉には、
「慎重(しんちょう)・軽重(けいちょう)・貴重(きちょう)・珍重(ちんちょう)」などがあります。
次の章で自重の意味と類義語について解説していきます。
2.自重の意味と類義語について
では自重の意味と類義語について見ていきましょう。
まず自重(じじゅう)は「自分の体重のこと/車両・機械などの重さのこと」の意味として用いられています。
自重を「じじゅう」と読むと上記のような意味になりますが、「じちょう」と読むと以下のような意味となります。
- 自分の言動を慎(つつし)み、軽々しくふるまわないこと
- 自分の健康に気を付けること
- 自分の品位を傷つけないようにすること
このように自重は「じじゅう」「じちょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
自重を用いた例文としては、「自重(じじゅう)トレーニングを行う」や、
「彼を見習い自重(じちょう)する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「自分の体重のこと」の意味で、後者の例文は「自分の言動を慎み、軽々しくふるまわないこと」の意味で使用しています。
また自重(じちょう)の類義語としては、「自粛(じしゅく)・抑制(よくせい)・節制(せっせい)・自制(じせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても自重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「自重の読み方と意味、”じじゅう”と”じちょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 自重の正しい読み方は「じじゅう」「じちょう」の両方。
- 自重(じじゅう)は「自分の体重のこと/車両・機械などの重さのこと」の意味。
- 自重(じちょう)は「自分の言動を慎み、軽々しくふるまわないこと/自分の健康に気を付けること/自分の品位を傷つけないようにすること」の意味。
- 自重(じちょう)の類義語には、「自粛・抑制・節制・自制」などがある。