結論から言ってしまうと、一重の正しい読み方は「いちじゅう」「ひとえ」の両方になります。
一重の”一”は「いち」「ひと」、”重”は「かさ(ねる)」「じゅう」「ちょう」「え」と読むことができます。
一般的には一重は「ひとえ」と読むことがほとんどです。
ただ一重を「いちじゅう」「ひとえ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また一重(いちじゅう)のように「重(じゅう)」が用いられている言葉には、
「荷重(かじゅう)・厳重(げんじゅう)・重圧(じゅうあつ)・重視(じゅうし)」などがあります。
一重(ひとえ)のように「重(え)」が用いられている言葉には、
「幾重(いくえ)・二重(ふたえ)・八重(やえ)・百重(ももえ)」などがあります。
次の章で一重の意味と類義語について解説していきます。
一重(いちじゅう)は「重なっていないこと」の意味として用いられています。
一重を「いちじゅう」と読むと上記のような意味になりますが、「ひとえ」と読むと上記の他に、「花びらが重なっていないこと。また、その花びら/裏を付けないで仕立てた着物」の意味も含まれます。
(着物の意味である「ひとえ」は一重ではなく、”単”と書き表されることが多いです)
このように一重を「いちじゅう」「ひとえ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また一重の類義語としては、「単一(たんいつ)・単数(たんすう)・単独(たんどく)・平面(へいめん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても一重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「一重の読み方と意味、”いちじゅう”と”ひとえ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>