結論から言ってしまうと、結納の正しい読み方は「ゆいのう」になります。
結納の”結”は「むす(ぶ)」「ゆ(い)」「けつ」と読むことができますが、
結納は「ゆいのう」と読むのが正しく、「けつのう」と読むのは間違いです。
また結納(ゆいのう)のように「結(ゆい)」が用いられている言葉には、
「結倉(ゆいぐら)・結綿(ゆいわた)・結髪(ゆいがみ)・手結(たゆい)」などがあります。
結納(ゆいのう)のように「納(のう)」が用いられている言葉には、
「格納(かくのう)・滞納(たいのう)・収納(しゅうのう)・上納(じょうのう)」などがあります。
次の章で結納の意味と類義語について解説していきます。
結納は「婚約のしるしとして、金銭や品物を取り交わす日本の伝統的な儀式のこと」の意味として用いられています。
この結納のときに、「男性の家から女性の家へ贈る金銭のこと」を”結納金(ゆいのうきん)”、「両家で取り交わす品物のこと」を”結納品(ゆいのうひん)”と言います。
結納を用いた例文としては、「近々、結納を行う予定だ」や、
「結納のときに着る振袖」のような使い方で用いられています。
また結納の類義語としては、「祝儀(しゅうぎ)・懇親会(こんしんかい)・披露宴(ひろうえん)・挙式(きょしき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても結納と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「結納の読み方と意味、”けつのう”と”ゆいのう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>