このページでは河原（川原）の読み方と意味、「かわら」と「かわはら」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、河原（川原）の正しい読み方は「かわら」になります。

 

河原（川原）の”河（川）”は「かわ」、”原”は「はら」と読むことができますが、河原（川原）を「かわはら」と読むのは間違いです。

 

 

 

また河原（川原）の”原”の読み方は「はら」と読むことはできますが、それ単体では「ら」と読むことはできません。

 

河原（川原）のように「かわはら」ではなく、「かわら」と変化して読むのは、日本語の「音韻脱落（おんいんだつらく）」と呼ばれているものです。

 

 

音韻脱落とは、”語を合成したときに、発音しやすくするため、元々あった音が一部なくなる現象のこと”を言います。

 

河原（＝合成した後の語）であれば、合成する前は河（かわ）[kawa]＋原（はら）[hara]で、そのまま合成すると河原（かわはら）[kawahara]となりますが、音韻脱落により”wa”の音がなくなり河原（かわら）[kawara]と変化します。

 

・河（かわ）[kawa] ＋ 原（はら）[hara] → 河原（かわら）[kawara]

 

 

 

例えば「読経（どきょう）」や「荒磯（ありそ）」は音韻脱落なしで読むと、
「どくきょう」や「あらいそ」と読むのが普通です。

 

・読（どく）[doku] ＋ 経（きょう）[kyou] → 読経（どきょう）[dokyou]

 

・荒（あら）[ara] ＋ 磯（いそ）[iso] → 荒磯（ありそ）[ariso]

 

（荒磯は一般的に「あらいそ」と読むことが多いですが、音韻脱落により「ありそ」と読むこともできます）

 

 

もともと”読”には「ど」という読み方はないですし、”荒”にも「あり」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では音韻脱落によって元々あった音が一部なくなるため、
「読（ど）」「荒磯（ありそ）」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が音韻脱落によって、元々あった音が一部なくなるわけではないので、注意してください。

 

次の章で河原（川原）の意味について解説していきます。

 

 

河原（川原）は「川辺の、水がない砂や石が多い所のこと」の意味として用いられています。

 

 

河原（川原）を用いた例文としては、「河原（川原）で遊ぶ」や、
「河原（川原）で水切りをする」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「河原（川原）の読み方と意味、”かわら”と”かわはら”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

関連ページ