結論から言ってしまうと、香車の正しい読み方は「きょうしゃ」「かしゃ」「こうしゃ」になります。
香車の”香”は「かお(る)」「か」「こう」「きょう」と読むことはできますが、香車を「きょうす」と読むのは間違いです。
「きょうす」というのは、「きょうしゃ」(将棋の駒)と同じ意味で用いられますが、「きょうす」のときは漢字で”香子(きょうす)”と表記されます。
一般的には香車は「きょうしゃ」と読むことがほとんどです。
ただ香車は「きょうしゃ」「かしゃ」「こうしゃ」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で香車の意味について解説していきます。
香車(きょうしゃ)は「将棋の駒(こま)のひとつ。香子(きょうす)のこと/遊郭(ゆうかく)の遣(や)り手のこと」の意味として用いられています。
「きょうしゃ」は前方へだけ進むことができ、後ろへ下がることはできませんが、成(な)ると金将と同じ動き方をすることができます。
昔は香車(きょうしゃ)のことを「香子(きょうす)」と呼んでいましたが、いま現在では一般的には香車(きょうしゃ)と呼ばれることがほとんどです。
香車を「きょうしゃ」と読むと上記のような意味になりますが、
「かしゃ」「こうしゃ」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
香車を「かしゃ」と読むと「遊郭の遣り手」、「こうしゃ」と読むと「香木(こうぼく:良い香りのする木)で作られた車」の意味になります。
このように香車は「きょうしゃ」「かしゃ」「こうしゃ」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「香車の読み方と意味、”きょうす”と”きょうしゃ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど