さて日常的に使われるもので「立ち退く」という言葉があります。
この立ち退くに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
立ち退くがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは立ち退くの読み方と意味、「たちのく」と「たちひく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.立ち退くの正しい読み方は「たちのく」「たちひく」?
では立ち退くの正しい読み方は、「たちのく」「たちひく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、立ち退くの正しい読み方は「たちのく」になります。
立ち退くの”退”は「しりぞ(く)」「ひ(く)」「の(く)」と読むことができますが、立ち退くは「たちのく」と読むのが正しく、「たちひく」と読むのは間違いです。
次の章で立ち退くの意味と類義語について解説していきます。
2.立ち退くの意味と類義語について
では立ち退くの意味と類義語について見ていきましょう。
まず立ち退くは「住んでいた場所を引き払って、他の場所へ移ること/今いる場所を離れること」の意味として用いられています。
立ち退くを用いた例文としては、「アパートを立ち退く」や、
「見物客を立ち退かせる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「住んでいた場所を引き払って、他の場所へ移ること」の意味で、後者の例文は「今いる場所を離れること」の意味で使用しています。
また立ち退くの類義語としては、「転居(てんきょ)・移住(いじゅう)・退去(たいきょ)・退散(たいさん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても立ち退くと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「立ち退くの読み方と意味、”たちのく”と”たちひく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 立ち退くの正しい読み方は「たちのく」で、「たちひく」は間違い。
- 立ち退くは「住んでいた場所を引き払って、他の場所へ移ること/今いる場所を離れること」の意味。
- 立ち退くの類義語には、「転居・移住・退去・退散」などがある。