さて日常的に使われるもので「凹凸」という言葉があります。
この凹凸に使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは凹凸の読み方と意味、「でこぼこ」と「おうとつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.凹凸の正しい読み方は「でこぼこ」「おうとつ」?
では凹凸の正しい読み方は、「でこぼこ」「おうとつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、凹凸の正しい読み方は「おうとつ」になります。
凹凸の”凹”は「へこ(む)」「おう」、”凸”は「でこ」「とつ」と読むことができますが、凹凸を「でこぼこ」と読むのは間違いです。
ちなみに凸凹の場合は「とつおう」「でこぼこ」と読むことができるので、しっかりと覚えておきましょう。
また凹凸(おうとつ)のように「凹(おう)」が用いられている言葉には、「凹版(おうはん)・凹面鏡(おうめんきょう)・食凹(しょくおう)・凹型(おうがた)」などがあります。
凹凸(おうとつ)のように「凸(とつ)」が用いられている言葉には、
「凸面鏡(とつめんきょう)・凸形(とつけい)・凸型(とつがた)」などがあります。
次の章で凹凸の意味と類義語について解説していきます。
2.凹凸の意味と類義語について
では凹凸の意味と類義語について見ていきましょう。
まず凹凸は「物の表面に高低があり、平らでないこと/均等でないこと」の意味として用いられています。
凹凸(おうとつ)の意味は、「凸凹(とつおう、でこぼこ)」と同じになります。
凹凸を用いた例文としては、「凹凸の多い道」や、
「彼女の給料には凹凸がある」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物の表面に高低があり、平らでないこと」の意味で、
後者の例文は「均等でないこと」の意味で使用しています。
また凹凸の類義語としては、「波打(なみうつ)・起伏(きふく)・凸凹(でこぼこ)・高低(こうてい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても凹凸と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「凹凸の読み方と意味、”でこぼこ”と”おうとつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 凹凸の正しい読み方は「おうとつ」で、「でこぼこ」は間違い。
- 凹凸は「物の表面に高低があり、平らでないこと/均等でないこと」の意味。
- 凹凸の類義語には、「波打・起伏・凸凹・高低」などがある。