さて日常的に使われるもので「形相」という言葉があります。
この形相に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
形相がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは形相の読み方と意味、「けいそう」と「ぎょうそう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.形相の正しい読み方は「けいそう」「ぎょうそう」?
では形相の正しい読み方は、「けいそう」「ぎょうそう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、形相の正しい読み方は「けいそう」「ぎょうそう」の両方になります。
形相の”形”は「かたち」「けい」「ぎょう」と読むことができます。
一般的には形相は「ぎょうそう」と読むことがほとんどです。
ただ形相を「けいそう」「ぎょうそう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また形相(けいそう)のように「形(けい)」が用いられている言葉には、
「矩形(くけい)・図形(ずけい)・形状(けいじょう)・形成(けいせい)」などがあります。
形相(ぎょうそう)のように「形(ぎょう)」が用いられている言葉には、
「大形(おおぎょう)・御形(おぎょう)・異形(いぎょう)・印形(いんぎょう)」などがあります。
次の章で形相の意味と類義語について解説していきます。
2.形相の意味と類義語について
では形相の意味と類義語について見ていきましょう。
まず形相(けいそう)は「外から見たときの姿や形のこと」の意味として用いられています。
形相を「けいそう」と読むと上記のような意味になりますが、
「ぎょうそう」と読むと「感情をあらわにしたときの顔つき」の意味となります。
このように形相は「けいそう」「ぎょうそう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
形相を用いた例文としては、「彼の形相(ぎょうそう)が変わった」や、
「恐ろしい形相(ぎょうそう)」のような使い方で用いられています。
形相は一般的に「ぎょうそう」の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「感情をあらわにしたときの顔つき」の意味で使用しています。
また形相(ぎょうそう)の類義語としては、「顔色(かおいろ)・表情(ひょうじょう)・面持ち(おももち)・血相(けっそう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても形相と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「形相の読み方と意味、”けいそう”と”ぎょうそう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 形相の正しい読み方は「けいそう」「ぎょうそう」の両方。
- 形相(けいそう)は「外から見たときの姿や形のこと」の意味。
- 形相(ぎょうそう)は「感情をあらわにしたときの顔つきのこと」の意味。
- 形相の類義語には、「顔色・表情・面持ち・血相」などがある。