さて日常的に使われるもので「至極」という言葉があります。
この至極に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
至極がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは至極の読み方と意味、「しきょく」と「しごく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.至極の正しい読み方は「しきょく」「しごく」?
では至極の正しい読み方は、「しきょく」「しごく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、至極の正しい読み方は「しごく」になります。
至極の”極”は「きわ(める)」「きょく」「ごく」と読むことができますが、
至極は「しごく」と読むのが正しく、「しきょく」と読むのは間違いです。
また至極(しごく)のように「至(し)」が用いられている言葉には、
「至急(しきゅう)・至高(しこう)・至福(しふく)・必至(ひっし)」などがあります。
至極(しごく)のように「極(ごく)」が用いられている言葉には、
「極意(ごくい)・極道(ごくどう)・極貧(ごくひん)・極秘(ごくひ)」などがあります。
次の章で至極の意味と類義語について解説していきます。
2.至極の意味と類義語について
では至極の意味と類義語について見ていきましょう。
まず至極は「極めてもっともなこと。道理にかなっていること/この上ないこと。最上」の意味として用いられています。
至極を用いた例文としては、「至極当然の流れ」や、
「彼は至極冷静だった」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「極めてもっともなこと。道理にかなっていること」の意味で、後者の例文は「この上ないこと。最上」の意味で使用しています。
また至極の類義語としては、「大層(たいそう)・絶大(ぜつだい)・遠大(えんだい)・超越(ちょうえつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても至極と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「至極の読み方と意味、”しきょく”と”しごく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 至極の正しい読み方は「しごく」で、「しきょく」は間違い。
- 至極は「極めてもっともなこと。道理にかなっていること/この上ないこと。最上」の意味。
- 至極の類義語には、「大層・絶大・遠大・超越」などがある。