さて日常的に使われるもので「野に下る」という言葉があります。
この野に下るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
野に下るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは野に下るの読み方と意味、「のにくだる」と「やにくだる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.野に下るの正しい読み方は「のにくだる」「やにくだる」?
では野に下るの正しい読み方は、「のにくだる」「やにくだる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、野に下るの正しい読み方は「やにくだる」になります。
野に下るの”野”は「の」「や」と読むことができますが、野に下るは「やにくだる」と読むのが正しく、「のにくだる」と読むのは間違いです。
また野に下る(やにくだる)のように「野(や)」が用いられている言葉には、
「野球(やきゅう)・野次(やじ)・野獣(やじゅう)・荒野(こうや)」などがあります。
次の章で野に下るの意味と類義語について解説していきます。
2.野に下るの意味と類義語について
では野に下るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず野に下るは「官職を退(しりぞ)いて民間の生活にはいること」の意味として用いられています。
野に下るを用いた例文としては、「退職して野に下る」や、
「野に下る可能性もある」のような使い方で用いられています。
また野に下るの類義語としては、「離職(りしょく)・退職(たいしょく)・退官(たいかん)・離任(りにん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても野に下ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「野に下るの読み方と意味、”のにくだる”と”やにくだる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 野に下るの正しい読み方は「やにくだる」で、「のにくだる」は間違い。
- 野に下るは「官職を退いて民間の生活にはいること」の意味。
- 野に下るの類義語には、「離職・退職・退官・離任」などがある。