さて日常的に使われるもので「故郷」という言葉があります。
この故郷に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
故郷がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは故郷の読み方と意味、「ふるさと」と「こきょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.故郷の正しい読み方は「ふるさと」「こきょう」?
では故郷の正しい読み方は、「ふるさと」「こきょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、故郷の正しい読み方は「ふるさと」「こきょう」の両方になります。
故郷の”故”は「ふる(い)」「こ」、”郷”は「さと」「きょう」「ごう」と読むことができます。
一般的に故郷は「こきょう」と読むことが多いです。
ただ故郷を「ふるさと」「こきょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また故郷(こきょう)のように「故(こ)」が用いられている言葉には、
「故意(こい)・故障(こしょう)・故事(こじ)・縁故(えんこ)」などがあります。
故郷(こきょう)のように「郷(きょう)」が用いられている言葉には、
「帰郷(ききょう)・異郷(いきょう)・郷土(きょうど)・郷里(きょうり)」などがあります。
次の章で故郷の意味と類義語について解説していきます。
2.故郷の意味と類義語について
では故郷の意味と類義語について見ていきましょう。
まず故郷(ふるさと)は「生まれ育った土地のこと/精神的なよりどころのこと/かつて住んだことのある土地。馴染み深い土地のこと」の意味として用いられています。
故郷を「ふるさと」と読むと上記のような意味になりますが、
「こきょう」と読むと「生まれ育った土地」の意味のみとなります。
このように故郷を「ふるさと」「こきょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
故郷を用いた例文としては、「心の故郷(ふるさと)」や、
「故郷に帰ってきた」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「精神的なよりどころ」の意味で、
後者の例文は「生まれ育った土地」の意味で使用しています。
また故郷の類義語としては、「郷里(きょうり)・田舎(いなか)・出生地(しゅっしょうち)・発祥地(はっしょうち)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても故郷と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「故郷の読み方と意味、”ふるさと”と”こきょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 故郷の正しい読み方は「ふるさと」「こきょう」の両方。
- 故郷(ふるさと)は「生まれ育った土地のこと/精神的なよりどころのこと/かつて住んだことのある土地。馴染み深い土地のこと」の意味。
- 故郷(こきょう)は「生まれ育った土地のこと」の意味。
- 故郷の類義語には、「郷里・田舎・出生地・発祥地」などがある。