このページでは読経の読み方と意味、「どっきょう」と「どきょう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.読経の正しい読み方は「どっきょう」「どきょう」?

 

結論から言ってしまうと、読経の正しい読み方は「どっきょう」「どくきょう」「どきょう」になります

 

読経の”読”は「よ(む)」「どく」「とく」、”経”は「へ(る)」「けい」「きょう」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には読経は「どきょう」と読むことが多いです。

 

 

 

また読経の”読”の読み方は「どく」と読むことはできますが、それ単体では「ど」と読むことはできません。

 

読経のように「どくきょう」ではなく、「どきょう」と変化して読むのは、日本語の「音韻脱落(おんいんだつらく)」と呼ばれているものです

 

 

音韻脱落とは、”語を合成したときに、発音しやすくするため、元々あった音が一部なくなる現象のこと”を言います。

 

読経(=合成した後の語)であれば、合成する前は読(どく)[doku]+経(きょう)[kyou]で、そのまま合成すると読経(どくきょう)[dokukyou]となりますが、音韻脱落により”ku”の音がなくなり読経(どきょう)[dokyou]となります。

 

・読(どく)[doku] + 経(きょう)[kyou] → 読経(どきょう)[dokyou]

 

 

 

そして読経の”読”の読み方は「どく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「どっ」という読み方をすることはできません。

 

読経のように「どくきょう」ではなく、「どっきょう」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化すること”を言います。

 

読経であれば、読(どく)+経(きょう)なので、経(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。

 

 

このように読経は日本語の音韻脱落により「どきょう」、促音化により「どっきょう」と読むことができます。

 

次の章で読経の意味について解説していきます。

 

2.読経の意味について

 

読経は「声を出して経文(きょうもん)を読むこと」の意味として用いられています。

 

 

経文というのは、”教徒の信ずべき教えを記録した書物”になります。

 

 

以上が「読経の読み方と意味、”どっきょう”と”どきょう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 読経の正しい読み方は「どっきょう」「どくきょう」「どきょう」。
  • 読経は「声を出して経文を読むこと」の意味。

 

 

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