さて日常的に使われるもので「聴聞」という言葉があります。
この聴聞に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
聴聞がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは聴聞の読み方と意味、「ちょうぶん」と「ちょうもん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.聴聞の正しい読み方は「ちょうぶん」「ちょうもん」?
では聴聞の正しい読み方は、「ちょうぶん」「ちょうもん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、聴聞の正しい読み方は「ちょうもん」になります。
聴聞の”聞”は「き(く)」「ぶん」「もん」と読むことができますが、
聴聞は「ちょうもん」と読むのが正しく、「ちょうぶん」と読むのは間違いです。
また聴聞(ちょうもん)のように「聴(ちょう)」が用いられている言葉には、
「吹聴(ふいちょう)・謹聴(きんちょう)・視聴(しちょう)・清聴(せいちょう)」などがあります。
聴聞(ちょうもん)のように「聞(もん)」が用いられている言葉には、
「声聞(しょうもん)・相聞(そうもん)・奏聞(そうもん)・名聞(みょうもん)」などがあります。
次の章で聴聞の意味と類義語について解説していきます。
2.聴聞の意味と類義語について
では聴聞の意味と類義語について見ていきましょう。
まず聴聞は「行政機関が行政上の決定を行う場合、広くその利害関係者などから意見を聞くこと/説教・演説などを聴くこと」の意味として用いられています。
聴聞を用いた例文としては、「聴聞会に出席する」や、
「聴聞者の席はこちらです」のような使い方で用いられています。
また聴聞の類義語としては、「傾聴(けいちょう)・聴取(ちょうしゅ)・公聴(こうちょう)・ヒヤリング」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても聴聞と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「聴聞の読み方と意味、”ちょうぶん”と”ちょうもん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 聴聞の正しい読み方は「ちょうもん」で、「ちょうぶん」は間違い。
- 聴聞は「行政機関が行政上の決定を行う場合、広くその利害関係者などから意見を聞くこと/説教・演説などをきくこと」の意味。
- 聴聞の類義語には、「傾聴・聴取・公聴・ヒヤリング」などがある。