結論から言ってしまうと、内裏の正しい読み方は「だいり」「うちうら」になります。
内裏の”内”は「うち」「ない」「だい」、”裏”は「うら」「り」と読むことができますが、内裏を「ないり」と読むのは間違いです。
一般的には内裏は「だいり」と読むことがほとんどです。
ただ内裏を「だいり」「うちうら」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また内裏(だいり)のように「内(だい)」が用いられている言葉には、
「境内(けいだい)・参内(さんだい)・海内(かいだい)・入内(じゅだい)」などがあります。
内裏(だいり)のように「裏(り)」が用いられている言葉には、
「心裏(しんり)・表裏(ひょうり)・脳裏(のうり)・胸裏(きょうり)」などがあります。
次の章で内裏の意味と類義語について解説していきます。
内裏(だいり)は「天皇の住む御殿(ごてん)を中心とする建物のこと」の意味として用いられています。
内裏(だいり)というのは、つまり”皇居(こうきょ)”のことです。
内裏を「だいり」と読むと上記のような意味になりますが、
「うちうら」と読むと「内情のこと/着物の裏に付ける布」の意味となります。
このように内裏は「だいり」「うちうら」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
内裏を用いた例文としては、「内裏(だいり)に参上する」や、
「内裏(うちうら)を見てください」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「天皇の住む御殿を中心とする建物」の意味で、
後者の例文は「着物の裏に付ける布」の意味で使用しています。
また内裏の類義語としては、「宮中(きゅうちゅう)・御所(ごしょ)・宮廷(きゅうてい)・皇居(こうきょ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても内裏と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「内裏の読み方と意味、”だいり”と”ないり”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>