さて日常的に使われるもので「惜敗」という言葉があります。
この惜敗に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
惜敗がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは惜敗の読み方と意味、「せきはい」と「ざんぱい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.惜敗の正しい読み方は「せきはい」「ざんぱい」?
では惜敗の正しい読み方は、「せきはい」「ざんぱい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、惜敗の正しい読み方は「せきはい」になります。
惜敗の”惜”は「お(しい)」「せき」と読むことはできますが、
「ざん」と読むことはできず、惜敗を「ざんぱい」と読むのは間違いです。
「ざんぱい」というのは、”惨敗(ざんぱい)”と書き表されるため注意が必要です。
また惜敗(せきはい)のように「惜(せき)」が用いられている言葉には、
「哀惜(あいせき)・惜春(せきしゅん)・惜別(せきべつ)・痛惜(つうせき)」などがあります。
惜敗(せきはい)のように「敗(はい)」が用いられている言葉には、
「勝敗(しょうはい)・大敗(たいはい)・敗因(はいいん)・敗走(はいそう)」などがあります。
次の章で惜敗の意味と類義語について解説していきます。
2.惜敗の意味と類義語について
では惜敗の意味と類義語について見ていきましょう。
まず惜敗は「競技・試合などに惜(お)しくも負けること」の意味として用いられています。
惜敗を用いた例文としては、「1点差で惜敗する」や、
「健闘はむなしく惜敗した」のような使い方で用いられています。
また惜敗の類義語としては、「敗退(はいたい)・惨敗(ざんぱい)・健闘(けんとう)・黒星(くろぼし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても惜敗と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「惜敗の読み方と意味、”せきはい”と”ざんぱい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 惜敗の正しい読み方は「せきはい」で、「ざんぱい」は間違い。
- 惜敗は「競技・試合などに惜しくも負けること」の意味。
- 惜敗の類義語には、「敗退・惨敗・健闘・黒星」などがある。