結論から言ってしまうと、時宜の正しい読み方は「じぎ」になります。
時宜の”時”は「とき」「じ」、”宜”は「よろ(しい)」「ぎ」と読むことはできますが、”宜”は「せん」と読むことはできず、時宜を「じせん」と読むのは間違いです。
時宜の”宜(ぎ)”という字は、”宣(せん)”という字に似ているため注意が必要です。
また時宜(じぎ)のように「時(じ)」が用いられている言葉には、
「暫時(ざんじ)・瞬時(しゅんじ)・時間(じかん)・時価(じか)」などがあります。
時宜(じぎ)のように「宜(ぎ)」が用いられている言葉には、
「適宜(てきぎ)・機宜(きぎ)・便宜(べんぎ)・情宜(じょうぎ)」などがあります。
次の章で時宜の意味と類義語について解説していきます。
時宜は「ちょうど良い時期や状況のこと/その時に合った挨拶(あいさつ)のこと」の意味として用いられています。
時宜を用いた例文としては、「時宜にかなった処置」や、
「時宜を述べる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ちょうど良い時期や状況のこと」の意味で、
後者の例文は「その時に合った挨拶のこと」の意味で使用しています。
また時宜の類義語としては、「適時(てきじ)・好機(こうき)・契機(けいき)・頃合い(ころあい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても時宜と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「時宜の読み方と意味、”じせん”と”じぎ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど