結論から言ってしまうと、座主の正しい読み方は「ざす」になります。
座主の”主”は「ぬし」「しゅ」「す」と読むことができますが、
座主は「ざす」と読むのが正しく、「ざしゅ」と読むのは間違いです。
また座主(ざす)のように「座(ざ)」が用いられている言葉には、
「下座(しもざ)・王座(おうざ)・玉座(ぎょくざ)・講座(こうざ)」などがあります。
座主(ざす)のように「主(す)」が用いられている言葉には、
「塔主(たっす)・法主(ほっす)・主基田(すきでん)」があります。
次の章で座主の意味と類義語について解説していきます。
座主は「寺を取り仕切る最高位の僧のこと/延暦寺(えんりゃくじ)の長のこと」の意味として用いられています。
座主を用いた例文としては、「この寺の座主である僧です」や、
「あの方は天台座主です」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「寺を取り仕切る最高位の僧」の意味で、
後者の例文は「延暦寺の長のこと」の意味で使用しています。
また座主の類義語としては、「坊主(ぼうず)・院主(いんじゅ)・和尚(おしょう)・祭主(さいしゅ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても座主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「座主の読み方と意味、”ざす”と”ざしゅ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>